10月6日(火)、被爆ピアノ平和コンサートが開催されました。
コロナ対策で1年生と2年生のみ、学年別での実施となりました。

被爆ピアノとは、今から75年前、1945年8月に広島と長崎で被爆したピアノのことです。
広島市在住のピアノ調律師、矢川光則さんが、被爆したピアノを当時の状態を残しながら修復し、素晴らしいピアノの音色を蘇らせてくれています。
この被爆ピアノを矢川さん自身が自前のトラックに積んで、全国で平和コンサートを開催しています。

山形県内では8年前から山形市内を中心にコンサートが開催され、今回は初めて庄内、酒田に来てくださいました。

この日、酒田南高校に来てくれた被爆ピアノは、「海を渡るピアノ」で、2010年にはニューヨーク、2017年にはノーベル平和賞コンサートのためにオスロまで行って演奏されたものでした。

矢川さんは被爆二世としての使命感を持ち、被爆ピアノを通して平和活動をなさっています。
山形県内においては、実行委員代表の菅野徳明さんが精力的に活動してくださり、たくさんのコンサートを実現なさっています。

本校でのコンサートでは、被爆ピアノの演奏を2年7組の長谷部瑠花さんと、お母さんの長谷部和子さんによるソプラノ独唱、お父さんの長谷部浩さんもピアノ伴奏として演奏してくださいました。
戦前のピアノ、被爆したピアノとは思えない、響きのよい、素晴らしい音色が体育館に響きました。
「被爆」というネガティブな言葉からは想像できない明るい響きと、平和をもたらす優しい音色を感じました。
長谷部さんのソプラノの歌声は被爆ピアノの音色と相まって、私たちの心に平和の尊さとありがたさ、そして平和は私たちの手で作るのだという強い気持ちにもさせてくれました。
本校だけのコンサートということで、大変贅沢な時間を過ごさせていただきました。

矢川さんのおっしゃる「平和の種まき」により、生徒のみなさんの人生にも、確実に平和の種が蒔かれました。
この平和の種から、平和の芽が出て、花が咲くように、被爆ピアノの音色に触れたこの心で、平和の種を育てていきたいと思います。

矢川さん、菅野さん、長谷部さん、素晴らしい平和コンサートをありがとうございました。

ちなみに、本校の後は土門拳記念館でも平和コンサートが開催されました。
このブログを読んでいるみなさんも、機会があればぜひ、被爆ピアノ平和コンサートに足を運んでくださいね。